能登の里山で働くという選択

　能登森林組合は、平成２１年に奥能登２市２町（輪島市・珠洲市・能登町・穴水町）を管内として発足しました。「スギ」「アテ」を中心に、石川県内の約４割強の人工林（４２,０００ha）を有しています。
　特に「アテ」は、能登地域で古くから大切に育てられてきた貴重で有用な樹木で、令和５年５月には「能登のアテ林業」として、林業遺産に選定・登録されました。
　また、能登地域は、平成２３年に日本で初めて世界農業遺産（GIAHS）「能登の里山里海」に認定されました。
　このように、能登地域は、里山の「アテ林業」や「棚田」、里海での「揚げ浜式製塩」や「海女漁」など、「山～里～海」が相互に関連しながら受け継がれてきた伝統的な農林漁業と、そこから生まれた文化が一体となって継承されている地域です。
　春には「田の神様」を祀り、夏から秋の収穫期には、能登各地でお祭りが盛大に催されます。このように自然豊かで資源も豊富な能登で、一緒に働きませんか。

技能と豊かさを向上するために

　森林に対する経験が無くても、研修で各種技術を習得し現場を経験することで、自分がステップアップしたことが実感されます。
　森林内での作業は、慣れるまでとてもつらく感じる事もありますが、その先には達成感や充実感があります。多くの森林は主伐期（収穫期）を迎えていて、長い年月をかけて育った樹木の収穫に従事するときは、感慨もひとしおです。
　また、仕事に対する成果は、報酬（月給制、賞与）や福利厚生（有給休暇、各種保険加入）面で、安全安心な働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。

代表理事組合長　亀井順一郎